Motorola 53LC3

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筐体はベークライトで灰色の塗装がされている。

左右にダイアルがあり、右が選局、左が音量及び電源。

裏蓋を開けるとA電池2本とB電池1箱が吊るされている。

電池はAがEveready964、単一乾電池を伸ばしたような形の1.5V乾電池、B電池は同じくEvereadyの477という67.5V箱型乾電池。

電力増幅に3S4を使うほかは全てレイセオン製サブミニチュア管。

内部にコンセントがあり、ここに本体のACプラグを挿すと電池モードに切り替わる。

なお、AC時の整流にはセレンダイオード(青い部品)が使用されている。

サブミニチュア管は小さいので結構な所に押し込められても余裕のスペースである。

アメリカ製のボリウム軸に時々”抜け止め”として切り込みが入っていることがあり、途中まで引き抜けてそこから取れないツマミはこのタイプである可能性が高い。

これに気が付かずに無理に引き抜いてダイアルを壊す者が多い(特に米人は力まかせな奴が多い)為このタイプのはオカシナ所に割れや欠けが時々ある。

方法としては途中まで抜けたら極細のマイナスドライバを軸とツマミの間に差し込んで切り込みの段差から”留め”部分を持ち上げるのが正解である。

しかし最初から硬い場合は単に錆びているか接着剤で固定されている場合もあるので判断が必要である。

蓋部分に銅製のラッチがついているが、これは蓋を開けた際に電源が切れるよう、スリット部分からラッチが抜けると電気が切れる仕組み。

感電や球切れの危険が防げるので非常によいシステムである。

スピーカーは磁石がコーンの内側に付いている変ったタイプ。

とても重い。

時計は直径5cmの手巻き式。

ムーブメントはTHE NEW HAVEN CLOCK AND WATCH Co.製

この時計本体はラジオと電気的、機械的な接続は全くない。

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