昔より機器は良くなりましたが空のノイズは増えました

 

 

139A短波受信機 1967年? 中国製

入手のきっかけは”中国製アンティークラジオで輸出されたことのない国内向けトランジスタラジオ”は無いものなのか?という思いつきから古い中国製を探していました。

知り合いの方から”そういうのあるから譲ってあげるよ~”というのを聞きつけ参じたものの、想像していた物よりだいぶ斜め上のモノが出てきてビックリ。

しかしこれはこれでとてもオモシロイ!。

あとで判ったのだが中国は70年代に入ってから民生用トランジスタを生産し始めた為、それ以前は軍用しか生産されておらず、その為60年代の国産民生用トランジスタラジオは存在しないらしい?(真空管ラジオのみ)という次第。


SONY ICF-SW55 1991年

ソニーBCL機の中でも私が最も好きなラジオ。

性能、デザイン、使い勝手、個人的にはどれも申し分ないです。

特にルックスは四半世紀近く前の製品なのに今でも十分通用する。

灰色ボディに大型ディスプレイ、沢山のボタンなどジャンボ機のFMSを思い出させるデザイン。
スピーカーは凝った造りで上部スリットと、背面の両方から音が出る構造。

その為、立てた状態と寝かせた状態では音質がかわる。

電源は自動OFF機能のほか、時間を合わせておけば番組の開始から終了までを自動でON-OFFすることもできるので非常に便利。

単三電池4本使用


SONY ICF-6000 1975年

BCL機の中では特異なデザインのスカイセンサー6000。

防滴、耐衝撃という本格的な野外仕様ラジオ。

スタイルはBCL機というより軍用トランシーバー風で面白い。

ただ当時は高性能なスカイセンサー5800や5900に人気が集中したせいでタマ数が多くは出ず、そのため今頃になって人気がある超遅咲きラジオ。

電源は単一電池3本。


 

AOR AR-3000A 1989年

     

使い易いパネル回り             電池はCR2032

 

黄色の円の辺りに電池がある

 

正確にはBCLというよりこれはワイドバンドレシーバーである。

登場から既に20年を過ぎたが、その受信性能は未だトップクラスと言っても過言ではない。

これにダイアモンドのD1300AMアンテナあれば鬼に金棒。

ちなみに内蔵のリチウム電池が上がると液晶が全表示状態になって電源が入らなくなり、故障と間違われやすい。(右写真、黄色点線内)

電池を交換してリセットすれば他原因の故障でない限りこれで完治する。

元々付いているリチウム電池はタブが付いて基板に半田付けされているが、私の場合は後々の為にホルダー付きに交換した。

電源は外部DC13.8Vのみ。

 

SONY ICF-5800 197

 

       

補修した部品             スライドに取り付けてみる

 

元々は亡くなった親父の物だが、実家の物置から10年ぶりに掘り出した。

しかし使ってみるとアンテナのポップアップが出ない、開けてみたらアンテナを持ち上げるL型のパーツが折れていた。

ソニーサービスに問い合わせると、部品は既にリスト落ちとのこと。

どうもこの不具合は持病らしく、ポップアップが沈没している個体は少なくないらしい。

仕方ないので割れたパーツは自前で補修。

L型のパーツは二つに割れてしまい、しかも破片は無くなってしまっていたので、アルミ板で二つのパーツを補強し、無くなった破片部分はエポキシ樹脂を充填したのち、リユーターで加工。

もしまだパーツの割れていないラジオがあれば、割れる前にプラリペア等で型を取っておくことをお勧めする。

電源は単二電池4本使用。

 

SONY ICF-SW20 1989年

海外在住の時、NHK短波放送を聞く為に購入。

当時まだインターネットが無かったので、こんなもので日本のニュースを聞いていた。

ポケットに収まるサイズなので持ち歩きには便利なのだが、チューニングがシビアで合わせ難く、また感度も値段に比例したほどのものが付いていない、ソニーにしては残念なラジオ。

SW 、MW、 FM受信可能。

単三電池2本使用。

 

DEGEN DE1103 DRM

最近巷で噂の高い中華ラジオDE1103。

100kHzから30MHzまで連続受信可能でしかもSSB付き、安い割りには高性能で高機能なポータブルBCL。

サイズはVHSテープより少し幅が小さいくらい、スタイルもそれまでの中華ラジオにはないデザイン。(とはいってもソニー ICF-7700に酷似なのだが)

入力はロッドアンテナ、内部バーアンテナに加え外部端子も備えている。

元々のDEGEN製品にDRM機能は付いていないのだが、当機はicas社にてDRMコンバーターを追加された改造機であるため、Line端子から12kHzのDRM信号を取り出し、PCに接続して様々な機能を拡張させることが可能。

電源は単三電池4本使用


 

KENT

1980年代終わり頃に購入した中華ラジオ。

価格は2500円くらいだったか、秋葉原のどこかのワゴンセールで購入。

メーカー名や型番などは一切ない。

受信範囲はあまり広くないが、短波放送帯は非常に合わせ易く、また感度も良かったためかなりの期間使用していた、値段以上にお得だった一品。

中身はSONY CXA1191Sという石1個なのだが、この石をWebで調べると中国のサイトばかりヒットする。

日本製ではないにしても、本当にSONYの石なのかな?

LW 、SW、 MW 、FM受信可能。

単三電池4本使用。