THERMOTRON 発電するランプ
明光エレクトロニクス製 サーモトロン L-900
レトロなロシアの熱発電ランプを彷彿させるスタイルがとても良い。
高さ×幅×奥行き 275×170×170mm 重量1.2kg
発電能力は4.5V 100mA
当時価格 28350円
発売年不明 絶版品
上下から見た図。
ガラスほやは虫除け効果があると言われているアンバー色のグローブ。
放熱フィンはアルミ製で24枚。
全体のバランスを見ると、この放熱器部分が特に大きい。
底のノブは回すとランプが外れる仕掛け
燃料タンクは50cc、キャンドルオイルにて15時間燃焼可能。
逆に50ccで15時間も持つということは、とても小さい火で使うということである。
と言うことはつまり、このランプは灯りとして使うにはかなり暗いのである。(ましてホヤはアンバー色だし)
また、火力調整のノブが本体内部に入り込んでしまっているので、使用中に火力を調節できないのが難点。
底から見た素子の様子、六角形の板の裏にあるのが発電素子である。
熱の移動を電気に変換することをゼーペック効果と言い、逆に電気を熱の移動に変換することをペルチェ効果というが、素子そのものは同じである。
PCの冷却に使われるものはペルチェと呼ばれる素子だが、熱を加えれば発電も可能であり、このランプに使われている物もそれである。
ちなみに白く塗られているのは放熱グリス。
電圧を測る、大体4.5V前後を指し示す。
専用だけあって市販のペルチェよりは電圧が大きい。
また、放熱器も大きいせいか出力は割りと安定している。
サーモトロンに付属している単三乾電池用アダプター。
機器の電池ボックスに収めて使用する。
レトロなランプにレトロなラジオ。
発電能力に関しては発電鍋や焚き火電源と比べるとキビしいですが、のんびり眺めながらレトロを楽しむガジェットとしては最適かと。
このデザイン、Good!です(^^)