外観は普通。
量産品で4石という半端な所が時代を感じさせる。
筐体は結構肉厚のあるプラスチックで丈夫。
ベークライト基板は使われておらず鉄シャーシを使用し、トランジスタはソケットを使用、抵抗やコンデンサー類はラグ板により結線され、造り方は真空管式と同じ手法である。
真空管ラジオですら終期はベークライト基板だったのにトランジスタラジオでは珍しい構造。
結果的に中身は鉄物ばかりなので見た目以上に重い。
トランジスタはRCA製、それ以外の部品はほとんど日本製。
IFTやトランスは枠脚を折り曲げてくっつけられているが半田付けされてないので結構グラグラ。
電池は9Vなのだが、角型と円筒型の両方を使用することができるようにスナップは2種類用意されている。
裏蓋の図。
本体は日本製だが、カナダをメインに販売されたと思われる。