電池蓋を開けてみると筐体が完全な筒状であることが判る。

ただし右上角のアンテナ部分だけプラスチック。

左のジャックはイヤホン用なのだがその隣のRCAジャックは充電用のDC入力である。

通常は電源にRCAを使うとは思わないので外部アンテナかスピーカー用かなんかだと思っていた。

変な思い込みは危険である。

中は箱とアンテナの取り回しの悪さのせいで基板から全部の配線を外さないと中身を撮影できなかった。

基板出すだけでここまで面倒なことになるとは・・・(泣)

基板にのっているトランジスタは円筒、扁平、お釜型と何でもありで、電池ボックスは紙筒である。

電池蓋裏のラベルに電池極性の注意書がある。

当時あった単三型の水銀電池はマンガン電池とは極性が逆についていて出っ張りのある方がマイナスであったらしい。

 

 

正面右側には引き出せるハンドルが付いている。

バリコンのダイアルは缶詰のフタというかペラペラなブリキ板で出来ていてしかもスピーカーグリルはなんか妙なチェック模様である。

グリルを布風に見せたかったのだろうか。

箱の上下と裏面はスジの入ったアルミ表面であり良い手触りである。