まず2つに開けると上はキーボード、下が本体となる。

キーボードはリードスイッチと磁石による構成なので耐久性、信頼性が高い。

本体は上が表示機、下に2枚のベークライト基板が収まっており表示機の裏に電源用のトランスがある。

当時はまだCPUではなくオールロジックで組まれており、また基板密度が低い為に部品との間隔が結構広い。

それにしても当時の日本製品は外国には真似の出来ないくらい丁寧に作られていて感心する。

さてここで本体基板に半田付けされている電線をアップにしてみると・・・・

 

 

カシオキミムクチダネ・・・・

配線の記しであるカタカナを左から読んでいくとそう読める。

配線の色の頭文字または最後の文字を記号にして表記してあるのだが、半田付けする人が間違えないようにする為の手法でしょう。

昔の人は面白いことを思いつきますね。

 

 

2015年追記

樫尾俊雄発明記念館にてカシオキミムクチダネの由来発見!

なんと社長のアイディアだった。