普通のメーターで作っても良かったのだが、振り角90度程のメーターでは60秒の目盛りが作れないのでどうしても円形のメーターが欲しかった。
しかし探すとなるとこれが入手困難、もちろん新品で購入すればないことは無いのだが遊びで買うには高すぎる。
中古で探すと3つ同じ物を揃えるということがまず困難。
しかしヤフオクで同じ物を複数で出品しているものを運よく購入、製作に漕ぎつける。
時計内部のほとんどはメーターが占めており、基板は時計本体と夜間照明用の2枚。
電源は5V、PICでAD変換しメーターを駆動、秋月のRTCを載せ無電源時のバックアップ精度は月10秒程。
メーター上に見える赤い抵抗はメーター内部のLED照明用。
ケースはLEAD製 もっと横長のケースが欲しかったのだが、既製品ではこれより長いケースが見当たらないので仕方が無い。
透明のPLネオン管ブラケットの中味を抜いて自動夜間照明用のCDSを収める。
万一の備えとして設計図、回路図、プログラムの全てはSDカードの収めて内部に保管。
メーターは東洋計器DVF-11を使用、元々はMPaの圧力表示だった文字板を一旦消し、絵画ソフトで作った時計文字盤をプリントシールに印刷して文字盤に貼り付けた。
メーター内部には高輝度円形LEDを入れてみた。
ここで問題なのはアナログメーターは電圧と完全に正比例して表示している訳ではないので、単純に同じステップで電圧上昇させると実際の目盛りとは大きくズレて表示してしまう。
簡単に言うと仮にフルスケール60Vだとして、単純に1秒1Vで電圧を上げるように作ってしまうと、真ん中の目盛りはズレズレで最初と最後だけ帳尻が合うような表示になってしまう。
その為に1目盛りづつ細かく電圧を設定する必要がある。
メーター中心に反射板を付けての夜間点灯実験。
折角の照明も反射板がないと逆光になって文字板が見えない為まだ改良の余地あり。