材料は10芯フラットケーブルを3メートルほど、適当なバリコン(260P)ツマミ、ケース。

全部買っても1000円くらい。

配線図(右)はこんな感じ。

 

 

フラットケーブルをループにする訳だが、ケーブルの両端を1行ずらして半田付けする。

10芯繋げると10ターンのループになるが、今回は1ターン(赤線)残して9ターンのループにした。

残した1ターン分の赤線はピックアップ用として後日に使う予定なので今回はとりあえず未使用。m(_ _)m

 

 

ループ両端の線はそのままバリコンの両端に接続、これで完成。

ダイアルに一応周波数がふってあるので目安にはなるが、目盛りは必ずしもぴったり合っているわけではない。

ちなみに、バリコンを新品で買おうとすると最近はどこ行ってもこの黒いタイプしか売ってない。

昔は新品でもジャンクでも色々な種類が売られていたのに、いつの間にか姿を消していた。

ご時世でしょうか・・(悲)

 

使用法その1 トランジスタラジオに使う

ラジオをループ内に入れて1134kHzを受信中。

左はバリコンを同調させていない状態なのでチューニングメーターは4.5程度。

右は同調させた状態で8まで増加。

スーパーは同調すると音量が上がるが、過大になるとAGCが自動的に入力を抑えてしまう。

ストレートラジオの場合は同調に比例して音量が増大しつづけ、入力過大になると音が割れ割れ。

 

使用法その2 真空管ラジオに使う

真空管ラジオはトランジスタほどに感度がないのでループ使うとより鮮明に受信することができる。

ループは2箇所又は4箇所に洗濯バサミをつけ、輪にして吊るすと便利。

 

使用法その3 鉱石ラジオに使う

アースやアンテナを接続しない状態でループの中にゲルマラジオを入れる。

強電界地域ではこれで結構聞こえる。

ということは、ループそのものにダイオードとクリスタルイヤホンを付けたら移動式ゲルマラジオにもなるかも?。