ポータブル真空管ラジオ用B電池を作ってみる
秋月電子通商で1個50円の9Vアルカリ乾電池を発見。
以前よりポータブルに使えそうな小型高電圧でなおかつ安い電池を探していたので、まとめて10個購入してみた。
直径7.5mm、長さ21.5mmと電圧の割りに非常に小さい。
3個直列にした状態から隙間をホットボンドで仮留め。
ただし電極面にホットボンドを入れて固定しないこと。(絶縁になってしまうため)
同じものを2個作り、それを横に並べてホットボンドで更に固定。
電池片方は半田で繋げ、もう片方には006Pスナップを取り付け。
注意点はスナップの赤い線を電池マイナスに、黒い線をプラス側に取り付ける。
そうしておかないとラジオにスナップ同士を接続した時には逆接続になってしまう。
なお、上の写真の状態では電池間に隙間があるため、ここではスナップから電圧が出なくてもまだ問題ない。
ここからが一工夫。
絶縁テープにて電池を縦方向に巻くことにより、電池間の隙間が塞がるようにテンションを掛ける。
あまり強く巻かなくてもこれで容易に電極間の隙間がなくなり、また表面保護にもなる。
オリジナルな45V積層乾電池とサイズを比較。
かなり小さく出来上がった。
実際にラジオに入れてみると快調に鳴る。
スピーカ付きラジオで消費電流は4.4mA
ただし電池そのものが小さく、容量が無さそうなので残念ながら長時間はもたないだろうと思われる。
少しでも電池は長持ちさせたいのでイヤホン式ラジオにて使ってみる。
長時間は期待できないが1個50円の電池6本でB電池が出来上がるのであれば、オモチャとしてはまぁまぁかな。
おまけ
室内でポータブル真空管ラジオを使う際は”電池サイズ変換アダプター”を改造したターミネーターを作って使っている。
電源にフラットケーブルはあまり使いたくないのだが、ケースの細い隙間に効率よく通すには便利。
左は単一乾電池用でターミネーター1と呼んでいる。
単二用はターミネーター2 (^^)