ケースのサイズは横26cm 縦18cm 奥行10cm 乾電池を含めた重量は3.6kg

モスグリーンケースはアルミ、前面パネルやツマミ類はアルミダイキャスト。

スピーカーは内臓されておらず、外部SPジャックが2つあるのみ。

電源ランプや内蔵スピーカーが無いので、うっかりすると電源を切り忘れやすい。

 

 

電池室及び操作面側は強力なスプリングラッチで蓋を押さえ雨や砂の浸入を阻止する。

ヘッドホンジャックの蓋にもスプリング、内側にゴムがついており、異物の浸入を阻止する。

ベルトフックは肩から掛けやすいように20度程傾いて取り付けてあり機能的である。

側面に耳机とあるヘッドホンジャックのナットの赤い部分は錆ではなく塗料(錆止?)である。

 

 

ケース下部は電池室、上下開放するが分離はしない。

ケース合わせ目は防水パッキンが付いている。

 

 

ラジオ駆動に単一乾電池6本、内部照明に1本の合計7本使用。

内部照明に使う電池は予備電池としても使える。

 

 


電池室内にポケット発見!

 

 

油紙に包まれた予備のパーツ。

トランジスタ7本とダイオード2本。

ただしトランジスタ1本は既に脚が折れてたり・・・

 

 

前面パネル四隅のマイナスネジを緩めると中味はスッポリ抜ける構造。

表は防水パッキンの入った蓋が付けられる。

 

 

ケース内部に残るのはラジオと電池を繋ぐコネクターと乾燥剤の白い袋。

ヘッドホンジャックは透明ケースに入っており、外からの異物の浸水を防いでいる。

 

 

ラジオ全景。

右写真はシールドケースを外したところ。

棚に整然と並んでいて綺麗だが、基板はスポンと抜ける構造ではないので整備性は悪そうである。

しかし全体的に非常に丁寧に造られているところはさすが軍規格。

 

 

バリコンがでかい!

バリコンのフレームはアルミダイキャストで肉厚がある。

トランジスタ、コンデンサー、トランスなどの電子パーツはなんとなくロシア製っぽい形状。

 

 

底面から見る。

基板パターンのグランドはベタ塗りではなく斜線になっている。何故?

 

 

背面から見て下部基板がAF、右側基板がRF、真ん中にバリコン、上部にシールドされたコイル類。

RF基板上のIFTの頭は半田でシールドされ調整不可能にされている。

IFTの横にあるのは500khzの水晶、ダイアル校正に使う。

ケミコンは銀円筒な為、一見トランジスタと判別し難い。

 

 

ダイアル窓はレンズ状になっており、内側には照明が入っている。

選局ダイアルは折りたたみハンドルと回転止めが付いている。

上に2つあるツマミは左が校正マーカー、右は照明のスイッチ。

 

 

3つのツマミは左からピッチ、音量、アンテナ同調。

大きいノブのツマミは左からOFF、CWワイド、CWナロー、AMナロー、AMワイド

 

 

付属する専用のヘッドホンも防水仕様。

しかしこの防水スピーカーは振動版が金属である為に低音が無く音質は悪い、ほぼ昔の電話の受話器と同じ音質。

 

 

インピーダンスは300オーム、プラグ径は4mmという特殊サイズ。

通常の3.5mmのミニプラグと比べると若干太く長い。

これはUSミリタリーと同規格であるらしい。

プラグの根元はゴムパッキンがついており、ジャックへの接続時にも異物の進入を防ぐ。

 

 

トランジスター19石、ダイオード5石、中間周波数465khz

受信範囲は目盛り上は 1.5Mc~3.6Mc 3.6Mc~8.5Mc 8.5Mc~18Mc

しかし、1.5Mcから目盛りの無い下まで回し切るとJORF(ニッポン放送) 1422khzが明瞭に聞こえる。

Webで調べると型番で初期の139式は真空管式、139式A型はトランジスタ式で1969年~1971年製

B型は1971年~1996年まで作られたらしい。

トータル30年というロングセラーなラジオであるが、さすがに1990年に入るとかなり時代遅れといわざるを得ない。

現在のラジオと性能を比べるとサイズがデカい点を除けばごく普通の短波ラジオである。