子供の頃欲しくて買えなかった物は大人になってもまだ欲しい。

でも・・・今の子供は恵まれ過ぎてこんなものに興味もたないでしょうねぇ

 

 

自転車用ブザー

昭和40~50年代の子供用自転車のブザー。

ボタンを押すとブザー音と共に上部の豆電球が光る。

当時は鈴(リン)のタイプが一般的で電池を使うものはわりと高級な部類。

デザインイメージはジェット機もしくはウルトラマンか?

製造はかつて名古屋に存在したハツネ電機製作所、主に懐中電灯や自転車用ダイナモを製造していたことで有名。

 

 

学研 電子ブロック EX-150

おなじみ 学研の電子ブロックEX-150(復刻版)

46個のブロックを使い、150種類の回路を組み立て実験が出来る教育的玩具。

透明プラスチックのブロック内部に電子パーツが組み込まれており、その配置のより色々な回路を組むことが出来る。

また、単に玩具としてでなく、製品としてのデザインも秀逸である。

ちなみに、昭和51年の初期価格は13000円 平成14年の復刻版は9800円 たった3200円の差ではあるが、昭和51年の13000円は現在の3万円くらいか。

当時はとても高価だったので子供の私はただ見ているだけでした(笑)

しかし40年経ってようやく入手、できれば小学生の頃に手に入れたかった。

大人になると余計な知識が邪魔をしてパーツの用途も無視する程の奇抜な発想が出ないです(笑)

 

 

ライター型懐中電灯

アルミケースにレンズ付き豆電球を内蔵し単三電池2本使用。

基本的にオモチャなので懐中電灯としてはとても暗いが、玩具としては高級な部類。

 

 

GAME&WATCH

1980年から任天堂より販売された携帯ゲームシリーズの最初のモデル”ボール”

当時の電子ゲーム機としては薄型で携帯性が高く、液晶によるキャラクターデザインが斬新で大流行し、その後様々なゲームが発売された。

使用電池はLR43又はSR43を2個。

当時価格は5800円

      

FIRE             HELMET          POPEYE

 

 

販促品ライター

ソニーとスタンダードのロゴの入ったライター。

ソニーは片面がRADIOでもう片面がTAPERECORDERと入っており、ベージュとオレンジのラインは裏と表で上下逆になっている。

煙草は吸わないのでライターに興味はないのだが、RADIOと入っているだけで集めてしまう悪い癖。

 

 

中学技術科用ラジオキット

80年代頃のキットでしょうか。

箱に氏名を書く欄あるのが泣けます。

イスペットは今も健在でラジオキットも出していますが残念ながらスーパーヘテロダインは絶版のようです。

 

 

昔の軍用無線機を模った様なデザインがなんとも時代を感じさせる。

中身は初心者向けとしてプリント面は幅広く、島と島の間は大きく離されて造られているところがとても親切。

 

 

中学の頃、私も作りました。

当時はキットに3つ選択肢があって1つはラジオ、2つ目はインターホン、3つ目はトランシーバーでした。

もちろん私はラジオを選択、しかし20名居る男子でラジオを選択するのは私一人だけで、ほとんどはトランシーバーかインターホンでした。

今の自分を子供の頃と比べると、キットというものは組み立てることに価値があると思ったのが子供の頃、組み立てないで保管しておくことに価値があると思ってしまっているのが今です。

大人は不純ですね(笑)

 

 

マブチ S-1 水中モーター

1967年に販売開始、その後約30年間売れ続けたマブチのロングセラー商品、現在は残念ながら絶版。

方向舵にMADE IN JAPANの文字があるものは1970年代以前であり、それ以後は台湾製であるらしい。

実は子供の頃とても欲しかったものの一つであるが、高価なので自分のこづかい程度では買えない・・・・と勝手に思い込んでいたのだが、実は当時から300円前後とかなりリーズナブルな玩具だったと知ったのはつい最近のこと。

 

 

BANDAI BEAM FIGHTER

バンダイのポケットゲーム、ビームファイター。

タイマーをONにするとUFOが上下左右に動き出し、これをビーム砲で撃つという単純なもの。

ビームを発射すると砲台が赤く光り、命中するとUFOも赤く光る。

時間が来るとゲーム終了。

ただ、UFOの動きが単調なのですぐ当たる。

単三2本使用

 

 

任天堂 ブロック崩し 1979年

70年代後半、テニスゲームと同時期に流行ったゲームマシン。

筐体にわざわざ”カラーテレビゲーム”とあるが、80年代初頭はまだモノクロゲームが多い時代だった。

石は三菱のCTG-BK6 と W58821P、三菱と任天堂の共同開発による。 当時の価格は13500円

 

 

鉄砲型ライター

ライター付き懐中電灯。

製造年はいつでしょう・・・・昭和40年頃くらいでしょうか?。

箱入りで未使用の単5電池付き。

電池にもAURORAの銘が入っている。

全く日本語が書かれていないので輸出品だったと思われる。

 

 

メッキした鉄板で成型されているとは思えないほど良い質感。

引き金を引くとバチンと上部が開いて火花とともに点火口が現れる。

本物のピストルと同じように引き金の前にはセーフティレバーがついており、これを引いておくと引き金は降りない仕組み。

 

 

引き金の上にある丸いレバーを引くとライトが点き、スライド部分を持ち上げると電池ボックスが現れる。

銃口部分の豆電球は頭が扁平なため失くすと大変、この形状以外の豆電球は収まらない。

ちなみに元モデルはコルトガバメントっぽいです。

 

 

ガリレオ温度計

ガリレオ温度計とは液体を詰めたガラス管内の浮き子が上下して温度を記す温度計のことである。

アルコール温度計に比べ液体の容積が大きいため温度変化によるレスポンスは鈍いかと思ったらさにあらず、意外に反応は良い。

とはいっても実用品とは言い難く、ほとんどインテリアである。

ちなみに名前のガリレオというのは学者のガリレオ・ガリレイとは関係ないらしく(原理的にはガリレオというよりアルキメデスに近い)、また発明された時期もはっきり判っていない不思議な温度計。

 

 

ラジオメーター

小学生の頃、学校の理科室にもあったような気がする。

最近になってラジオメーターと言ってもそれが何であるか判る人は少ない。

訊いても大抵の人はラジオのメーターの方を想像する。(そりゃラジケーターだ)

構造はテニスボールくらいの大きさのガラス球の中に白黒羽根の風車が入っており、光を当てると回りだす・・・ただそれだけの物なのだが、日光の当たる窓枠などに置いておく自然にカラカラと回ってオモシロイ。

19世紀後半にウイリアム・クルックスによって発明される。

 

 

平和鳥

通称“水飲み鳥” 30~40年くらい前はどこにでもあったオモチャだが、最近めったに見ない。

目の前に水の入ったコップを置いておくと振り子のように振幅しつづける。

もちろん、水飲み鳥と言われていても実際に飲んでいるわけではなく、水で頭の容器を冷却しているのである。

なので気温が低くなると動かない。

なお、中の液体は昔はエーテルだったが火災の危険があるため最近のは弱燃性の塩化メチルがほとんど。

日本では昭和27年に小林直三さんという方が実用新案を取っておられるが、それ以前の1945年アメリカでサリバンという人が特許と取っており、またそれ以前の1922年に上海にてアインシュタイン博士がこれを見て感銘したという記録本がロシアにあるらしく、実際のとこいつ誰が発明したのかは定かではない。

 

 

トミー ブラックレーサー DIGITAL DERBY AUTO RACEWAY

電池式カーレースゲーム。

スタートボタンを押すとゲーム開始、タイマーが1周する間に抜いた車の台数を競う。

シフトはニュートラル付き3段、他車に衝突すると車は止まり赤く光る。

仕組みは車の絵が描かれたフィルムをモーターで駆動しエンドレスにループする。左右2つのフィルムの速度は微妙に違うため上手く操らないと追突したりされたり。

動作音がギャーギャーと結構やかましい。

日本ではブラックレーサーという商品名だが、海外では人種問題になる為その名前は使われていない。

単二乾電池2本使用

 

 

トミー テニスゲーム・ブリップ TOMY BLIP  1977年 日本製

これは私が子供の頃に買った懐かしのゲームである。

ちょうど家庭用TVテニスゲームが盛んな時期だったのでこういうモノが出たのだろう。

ルールは盤上を移動する赤い輝点が番号の所へ来たらボタンを押して打ち返すという簡単なもの。

電池にてLEDを点灯、基本的な動力はゼンマイ。

フェイスにデジタルゲームと書いてあるが中はびっくりするほどアナログ。

しかし移動するLEDはかなり複雑な動きをするし、自動で点数のカウントはできるし、1人プレーモードもあるしで今改めて観察するとこんな複雑なものがデジタルではないのがむしろ驚きである。

しかし子供としては思いっきりだまされた感があった、当時は・・・ 動くとゼンマイが結構うるさいし。

 

 

GCE VECTREX HP-3000  1983年 香港製

これは私が中学生くらいの頃にGCE社からバンダイを通して日本にて販売されたゲームマシン、ベクトレックス(日本名は光速船)である。

80年代初頭、ゲームマシンも過渡期の時代に言うに事欠いてディスプレイまで一体化された狂気のカセット式ゲームマシン、価格はなんと54800円、それも本体のみで!。

これじゃ子供どころか大人も買えない。

GCEは何故そこまでしてディスプレイを付けたかったかというとそれは画面を見ると一目両全。

普通のゲーム機はラスタースキャンという方式なのだがベクトレックスはワイヤーフレームが独特なベクタースキャン方式なのである。

これは本当にオモシロイ! 昔のマイコン時代を知っているゲーム好きにはたまらないマシンである。

ちなみにゲームそのものはこのマシンで遊ぶから面白いのであって、これをそのままPCでエミュレートしたらただのクソゲーである。

ディスプレイはモノクロなのでゲームカセットについてくるオーバーレイと呼ばれる色つきプラバンの様なものをディスプレイの前にはめ込んでプレイする。

そういえば昔の安物アーケードゲーム機も白黒ディスプレイにセロハンが貼ってあったりした。